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「熱がこもっていれば緑豆のお粥」「体が弱っていればクコのお粥」 [自然治癒力を高める食事]

ガンになってしまったときにまず食事で取り入れたいのは薬粥です。つまり、薬膳のお粥ですね。薬粥は、中国の書物には何百種類も出てきますが、日本の病院でできて日本人の口に合うことなどの条件を考えて、一〇種類ぐらいのお粥にメニューをしぼって始めます。

このとき、食事というのは、誰にでも通用するものというのはなくて、やはり、患者さんの個性に合わせて考えなければいけないものです。一人ひとりの状況に合わせて、何がいいか決まってくるわけですね。それは薬粥についても顕著に現れるんです。



たとえば、ガンの患者さんだからといって必ずしも、「虚証」といって免疫力が落ちて弱っている人ばかりではないわけです。ガンの患者さんの中にも、「毒熱」といって、熱がこもっていてそれを冷ましてあげなければいけない人もいるわけです。



それから、「瘀血」といって、血液の循環が悪い人の場合、「瘀血」をとってあげなければいけないわけです。

つまり、患者さんの状態によって、薬粥に入れるべきものが違ってくるんです。



薬粥に緑豆粥というのがあります。緑豆というのは熱をとる豆ですから、弱っている人に食べさせるよりは、毒熱がこもっている人に食べさせたほうが効くわけですね。

ですから、「この人には毒熱だから緑豆粥だ」「この人は弱っているからクコのお粥だ」と分けて考えれば最適です。

それが個性的な食事なんです。けれども、実際は、病院ではそこまでできません。極端なことを言えば、100人の入院患者さんに、100人分の違った食事を出すというのは、とても無理です。

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