オヤジ化、ババア化してしまっている子供が増えている [現代食の最大のデメリット]
最近は、肥満の子供が時おり両親に連れられ病院を受診しています。初診時には、まず、その子供たちに基本的な検査と診察をが行われます。
二次的に肥満を引き起こす基礎疾患があって肥満になっている可能性があるからです。病気によって引き起こされた肥満なのか、それとも食事による単純性肥満なのか、その子の肥満の原因を特定しなければなりません。
そしてその際に必ず発見される生活習慣病があります。それは高脂血症です。つまりコレステロール値、中性脂肪値が異常に高いのです。そして、体脂肪率はどの子も30% に近いかもしくはそれを超えているのです。診察を受けた中で最悪な子供は高脂血症にGPT 優位の肝機能障害があり腹部エコーをしましたところ、なんと肝臓の形が変わるはどの脂肪肝でした。
元来、高脂血症は中年、いわばオヤジの専売特許の疾患であったほずです。そのオヤジ世代の病気に現代の子供たちはすでに罷っています。
そこで、どんな生活をしているのかを子供に聞いてみると、「何か好きな教科はある?」「いや、特にない」「学校から帰ったら何をしているの〜」「う~ん、ゴロゴロしている」といった調子。
つまり子供たちは身も心も完全にオヤジになっているのです。この他、単純性肥満になった子供たちに共通しているのは「体育が苦手」「外で遊ばない」「甘いものが好き」「噛まずに早食いする」「おやつのながら食い」「好き嫌いが激しい」「時々訳もなくイライラすることがある」などがあります。
いまや心身ともに、オヤジ化・オバン化した子供が急激に増えているのです。地域によっては小学校4年生になると、小児成人病の予防の血液検査を実施している地域もあります。
近い将来、小学生同士でこんな会話が交わされるかもしれません。「今回の検査結果どうだった? 」「いや~、やっぱりコレステロールがねぇ 。ちょっとジュースの飲み過ぎかな」と。こうした子供たちが大人になって日本は一体どうなってしまうのか、無事に成人できるか、そう考えるとこれはかなり恐ろしい現実です。
そんな子供たちに、まずきちんとした食事の摂り方を指導していきます。食事の摂り方でまず指導することは、しっかりと噛むことです。これが出来ていない子がいかに多いかということがわかります。
たしかに現代食の代表である欧米食も加工食品も阻囁をあまりしなくてもなんとか食べられてしまう軟食なのです。これに小さいころから慣らされて育ってきているためにいつの間にか無意識に硬いもの、素材に近いものを避けるようになっているようです。
そして口当たりの良い軟らかくて阻囁が少ない食事しか摂らなくなってしまっているようです。「歯から見た栄養の摂取バランス」というのがあります。
成人の歯は全部で32本。このうち、野菜などを噛み切る切歯が8本、肉や魚を食べる犬歯が4本。そして残りの20本が白歯です。
白歯ほなんのためにあるのか。それは粒状の食材をすり潰すためにあるのです。つまり穀物や豆類を潰すために使います。つまり、人類の栄養摂取バランスは、その32分の20である約60% 以上を米等の穀物や豆類などで摂り、25% は野菜や海藻類、残りが肉などの動物性食品を摂るための歯のバランスとなっているのです。これが歯から見た食の摂り方です。さらに、阻噂は顎の発達にも重大な影響を及ばします。阻囁が十分でないと、歯は1000年で1% 退化(縮小) すると言われていますが、顎はなんとたった1代で30% も退化してしまいます。
阻噂がしっかりできていないとどういう顔になるかといえば、顎が細くなり、歯はそのまま生えてきますから、歯並びが悪くなります。
最近の子供たちに歯並びの悪い子が多いのは、じつは阻囁がしっかりとできていないからと考えられます。今、歯の矯正をする子供が非常に増えていますが、歯を矯正する前に、まずよく噛む習慣を身につけることが大切でほないでしょうか。
しかしながら、子供たちは欧米食に慣らされていますので、阻囁する必要があまりないのです。例えばプリンを食べてモグモグと30回も噛む人はいないわけです。そこで、やはり欧米食は減らして、間食もできたら和風にし、おせんべいなどの噛む必要性のある食品を増やしていくように、改善しなければなりません。
また、和食は洋食よりもカロリーが低いというメリットもあります。おやつには蒸かしたサツマイモとかトウモロコシ、ときどきはおにぎりでもいいでしょう。食べ物を口に運んだら、きちんと噛んでから飲み込んで、それから次の一口分を口に運ぶということを、習慣付けることが大切です。これがきちんとできなければ、数十年後の日本はさらに生活習慣病大国になることは間違いありません。
二次的に肥満を引き起こす基礎疾患があって肥満になっている可能性があるからです。病気によって引き起こされた肥満なのか、それとも食事による単純性肥満なのか、その子の肥満の原因を特定しなければなりません。
そしてその際に必ず発見される生活習慣病があります。それは高脂血症です。つまりコレステロール値、中性脂肪値が異常に高いのです。そして、体脂肪率はどの子も30% に近いかもしくはそれを超えているのです。診察を受けた中で最悪な子供は高脂血症にGPT 優位の肝機能障害があり腹部エコーをしましたところ、なんと肝臓の形が変わるはどの脂肪肝でした。
元来、高脂血症は中年、いわばオヤジの専売特許の疾患であったほずです。そのオヤジ世代の病気に現代の子供たちはすでに罷っています。
そこで、どんな生活をしているのかを子供に聞いてみると、「何か好きな教科はある?」「いや、特にない」「学校から帰ったら何をしているの〜」「う~ん、ゴロゴロしている」といった調子。
つまり子供たちは身も心も完全にオヤジになっているのです。この他、単純性肥満になった子供たちに共通しているのは「体育が苦手」「外で遊ばない」「甘いものが好き」「噛まずに早食いする」「おやつのながら食い」「好き嫌いが激しい」「時々訳もなくイライラすることがある」などがあります。
いまや心身ともに、オヤジ化・オバン化した子供が急激に増えているのです。地域によっては小学校4年生になると、小児成人病の予防の血液検査を実施している地域もあります。
近い将来、小学生同士でこんな会話が交わされるかもしれません。「今回の検査結果どうだった? 」「いや~、やっぱりコレステロールがねぇ 。ちょっとジュースの飲み過ぎかな」と。こうした子供たちが大人になって日本は一体どうなってしまうのか、無事に成人できるか、そう考えるとこれはかなり恐ろしい現実です。
そんな子供たちに、まずきちんとした食事の摂り方を指導していきます。食事の摂り方でまず指導することは、しっかりと噛むことです。これが出来ていない子がいかに多いかということがわかります。
たしかに現代食の代表である欧米食も加工食品も阻囁をあまりしなくてもなんとか食べられてしまう軟食なのです。これに小さいころから慣らされて育ってきているためにいつの間にか無意識に硬いもの、素材に近いものを避けるようになっているようです。
そして口当たりの良い軟らかくて阻囁が少ない食事しか摂らなくなってしまっているようです。「歯から見た栄養の摂取バランス」というのがあります。
成人の歯は全部で32本。このうち、野菜などを噛み切る切歯が8本、肉や魚を食べる犬歯が4本。そして残りの20本が白歯です。
白歯ほなんのためにあるのか。それは粒状の食材をすり潰すためにあるのです。つまり穀物や豆類を潰すために使います。つまり、人類の栄養摂取バランスは、その32分の20である約60% 以上を米等の穀物や豆類などで摂り、25% は野菜や海藻類、残りが肉などの動物性食品を摂るための歯のバランスとなっているのです。これが歯から見た食の摂り方です。さらに、阻噂は顎の発達にも重大な影響を及ばします。阻囁が十分でないと、歯は1000年で1% 退化(縮小) すると言われていますが、顎はなんとたった1代で30% も退化してしまいます。
阻噂がしっかりできていないとどういう顔になるかといえば、顎が細くなり、歯はそのまま生えてきますから、歯並びが悪くなります。
最近の子供たちに歯並びの悪い子が多いのは、じつは阻囁がしっかりとできていないからと考えられます。今、歯の矯正をする子供が非常に増えていますが、歯を矯正する前に、まずよく噛む習慣を身につけることが大切でほないでしょうか。
しかしながら、子供たちは欧米食に慣らされていますので、阻囁する必要があまりないのです。例えばプリンを食べてモグモグと30回も噛む人はいないわけです。そこで、やはり欧米食は減らして、間食もできたら和風にし、おせんべいなどの噛む必要性のある食品を増やしていくように、改善しなければなりません。
また、和食は洋食よりもカロリーが低いというメリットもあります。おやつには蒸かしたサツマイモとかトウモロコシ、ときどきはおにぎりでもいいでしょう。食べ物を口に運んだら、きちんと噛んでから飲み込んで、それから次の一口分を口に運ぶということを、習慣付けることが大切です。これがきちんとできなければ、数十年後の日本はさらに生活習慣病大国になることは間違いありません。
2013-08-08 18:15
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