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完治しない生活習慣病がますます増える [現代食の最大のデメリット]

病気を作る個人環境は通常「遺伝が30% 、周辺環境が40% 、栄養が30% 」といわれています。『マクガバン・レポート』の中でも日本人が注目すべき調査報告があります。

アメリカにいる日系人の生活習慣病に関する追跡調査です。現在、アメリカには東海岸を中心に数多くの日系人が暮らしていますが、一世から二世、二世から三世と進むにつれて、日系人の食は欧米化していきました。そして、それと歩調を合わせるかのように欧米型の生活習慣病になる確率も高まっているのです。



例えば、脳の血管障害です。元来日本人の脳の血管障害は脳出血が大半でしたが、欧米では脳梗塞が主流となっています。レポートによれば、移住後も日本食がメインだった一世には脳出血の発症頻度が高く、欧米型の食が当たり前となった三世では、脳出血は減り、欧米人とほぼ同じ脳梗塞の発症率になっています。

この原因は、欧米型の食事は日本食と比べると脂肪がかなり多く、その分、動脈硬化を早く進行させるからと考えられます。欧米人全般に心筋梗塞の発症率が高いのも、脳梗塞と同様に脂肪の摂取過多が主原因のひとつと見られています。

日本でも相変わらず、欧米型の生活習慣病は増え続けています。50年前と比べると糖尿病の患者数は約27倍、アレルギーも10倍以上、脳梗塞や心筋梗塞も10倍以上に、また欧米型のガンと呼ばれる大腸ガン、乳ガンも欧米の発症率を追い抜く勢いで急増しています。



それと同時に保険医療費もうなぎ上りで、医療保険制度の雪盲を揺るがすまでの大きな社会問題となり、保険制度の崩壊は時間の問題とまでいわれています。しかも、この医療費は、税金によって賄われています。まかな基本的に、はとんどの生活習慣病は、慢性疾患ですから完治することはありません。治療とは、本来は病気を治すという意味ですが、生活習慣病に限っての医療費は「治療費」ではなく、「病状コントロール費」と言っても言い過ぎではないのです。

このままいけば近い将来、私たちは生活習慣病のコントロールのためだけに働き税金を納めるということになりかねません。生活習慣病はいくら薬でコントロールしても、合併症は雪だるま式に増えていきます。

生活習慣病になればお金ほもちろん、時間や人生そのものも失うことになります。現在の食事のあり方を含めた生活習慣を根本から見直さなければなりません。

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