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日本の人口ほは100年後、半分以下になる [現代食の最大のデメリット]

日本人は、欧米食を中心とした食生活をこのまま続ければ、近い将来滅んでしまう可能性さえ現実味を帯びてきています。というのも、それまでの独自の食文化を捨て、欧米食を取ひんり入れたことにより、民族絶滅の危機に瀕している具体例がアメリカにすでにあるからです。

それは、アメリカのビマ族という先住民です。彼らも私たちと同じモンゴロイドで、ピマ族は遺伝的に世界で一番太りやすい民族といわれています。

その理由は倹約遺伝子という肥満遺伝子を他の民族に比べ多く持っているからです。日本人にもこの倹約遺伝子が多く、日本人の場合は40% 弱ですが、ビマ族は50% を超えているのです。倹約遺伝子とは、要するにエネルギーを出さない、栄養分を溜め込むことをつかさどる遺伝子です。

無駄なエネルギーをセーブする、節約する遺伝子で、飢餓には順応しゃすいのですが、逆に飽食では、肥満になりやすく、このために、ピマ族も私たち日本人も、現代の飽食の環境下では、太りやすくなってしまうのです。飢餓などのイザという時に備えて、体が栄養分をエネルギーに変えて代謝に回すよりも、脂肪として蓄えるという働きが現代では逆にアダとなってしまうのです。



ピマ族はアメリカの先住民で、白人がアメリカ大陸に渡るよりも前からそこに住み、自分たちの体質にあった食文化を維持していました。しかし、ヨーロッパ人がアメリカに入り、ピマ族もヨーロッパ文化と出合い、ヨーロッパ的な食事をするようになるかかと、次第に糖尿病などに躍る確率が高くなりました。いまではピマ族の九〇% 近くが肥満で、五〇% 以上が糖尿病といわれています。

つまり、このままピマ族は今の欧米食を中心とした食事を続けていけば、間違いなく滅びてしまいます。ピマ族にとって欧米食は、遺伝的に合っていないのです。

日本人にも同じことが言えます。日本人は欧米食に順応できません。それは、遺伝や長い食歴により作り出された代謝システムが欧米人のそれとは異なるからです。欧米人は牧畜民族であり、牧畜民族の食事として肉や乳製品を中心にした欧米食を作り出しました。

一方、日本人の祖先は農耕民族で、コメや穀物を中心とした農耕民族としての食事を編み出しました。さらに、四季があり、温暖多湿、海に囲まれた島国であったなどのさまざまな好条件がそろい、大陸の農耕民族とは異なる日本独自の「和食」という世界一の食文化を作り上げました。



納豆や味噌などの独自の発酵食品も数多く誕生させ、何千年間もその独自の食により日本人の代謝システムは作り上げられました。牧畜民族と農耕民族には大きな違いがあります。穀物を主食とするか肉をメインとするかで、腸の長さが異なり、牛乳などの乳製品に含まれる乳糖の代謝能力も大きく異なります。



たとえば、糖やたんはく質、脂肪の三大栄養素のバランスでいえば、欧米人は摂取カロリーの40% 以上を脂肪から摂ります。これに対して日本人は60% 以上が炭水化物である糖から摂取しています。

エネルギー源としての脂肪が占める割合はわずか10数% でした。この結果、昔の日本人ほ糖尿病や動脈硬化性疾患の少ない民族でした。

一般的に人類は、乳児や幼児は別として、成人になれは脂肪はそんなに必要でほありません。飽食の時代であればあるはど、脂肪というのは、無用な予備タンク的なものになり、逆に体の負担となってしまうのです。さらに、先はどのピマ族のように脂肪をため込んでしまったら、脂肪機能克進症で欧米型成人病になる確率が高まります。日本人が牛乳を飲むと腹痛や下痢を起こす人が多いのは、牛乳に含まれる乳糖をうまく分解できない乳糖不耐症だからです。

その私たちが乳糖不耐症でない彼ら牧畜民族の食事を摂り続けたら、彼らよりも順応力は低いわけで、日本人は、欧米人より早く淘汰されてしまう可能性があるのです。







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