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欧米食で日本人の病気も欧米化した [現代食の最大のデメリット]

日本人を取り巻く環境は戦後50年近くの間に、とくに食文化を中心に劇的な変化をとげました。それまでの日本人は、ほとんど島国・日本のこの土地で作られ採れた物を食べて生きてきました。



作物や食物も日本の環境に順応したものを伝統的に作り、自然とはど良く付き合って長生きしてきた民族です。ところが戦後、1945年の敗戦を経て世界の中の日本となることによって、さまざまな文明・文化を受け入れざるを得なくなりました。



焼けただれた国土を復興するために、健康よりも日々の生活や経済を優先せざるを得ない時代でした。その結果、当時の栄養に対する考え方ほ、食べられれば何とかなるという発想が大半を占めていました。

それまでの日本人の食卓に馴染みのうすかった小麦であろうと乳製品であろぅと、まず食べることという意識がしばらくのあいだ日本人の食卓を支配したのです。やがて、高度経済成長時代を迎えて日本は経済的にも豊かになり、飢餓の恐怖から脱出し、まず食べることという考え方は影がうすくなりましたが、欧米文化に追従するだけで新しい日本人として何を食べ、どんな食文化を作るかという部分にまでは考えが及びませんでした。



むしろ、日本人は世界の食べ物だったら何でも受け入れられる強靭な胃袋を持っていると考えたのです。さらに、経済的な豊かさとともに欧米文化がさまざまな形で流入し、家庭でも欧米食が人気となり、和食は徐々に食卓の隅に追いやられ、洋食が次第に食卓の主流を占めるようになりました。

しかし、この前後から、日本人の体に異変が起き、糖尿病や動脈硬化性疾病(高脂血症、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など) などの欧米型の病気が蔓延し始めます。それまでの日本人の糖尿病の発症率はごくわずかでしたが、食が欧米化するとともに、これらの疾病に確患する人が増え始めました。

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