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人間を整える食事 [自然治癒力を高める食事]

人間の全体を整えていくことには、人間の活動のすべてがかかわってくることになります。呼吸をすること、食べること、頭で考えること、動くことといった人間の活動の基本が、全部、その人の場を高めるか低めるかにかかわってくるわけです。

だから、食事というものも、場のポテンシャルを高めるか低めるかという基準で考えていかなければいけないと思うんです。



では、生命場を高める食事というものをどう考えるか、ということになります。先程も言ったように、私の場というのは自分の部屋とつながり、さらに東京の大地とつながっているわけです。

また、大地の持っている場と私の場は、距離や時間が近いほどきめ細やかに交流しているわけです。北海道の場よりも東京の場のほうが私に近いし、半年前より昨日のほうが近いわけです。だから、今日、東京の大地が生み出してくれた食べ物は、現在の東京の場を持っていて、3ヶ月前に北海道が生み出した食べ物より私に近いだろうということになります。



このように、食べ物は、自分の暮らしている土地でとれたものがいいし、今とれたものがいいということになるわけです。



それから、場の考え方という視点で農業というものをとらえたとき、地球の場を高める方法の1つが農業だと思います。農業というのは、作物を土地から収奪してくるものという考えが一時ありましたが、そうではないと考えています。



荒れ地を耕し、緑を構えて、緑一面の地球にしていくことが、地球の場を高めることになると思います。作物をとることは二の次なのです。

それよりも、大地の場を整えて大地のポテンシャルを高めることが、農業の大切な働きだと思います。そして、大地の場を高めた結果として、作物が生み出され、その作物を人が食べるわけです。その作物はポテンシャルが高いですから、食べた人の生命場も高めることになります。この循環が農業と食の関係だろうと思うんです。今、農林水産省が、リフレッシュビレッジ構想という計画を進めています。これは過疎地にリフレッシュビレッジというものを作るという計画です。リフレッシュビレッジというのは、もともと過疎だった村を、都会生活で疲れた人が訪れて心身を癒せるような場所に変えるというものです。農水省が推進しているこのプロジェクトでも、私は先程のようなことをお話ししたことがあるんです。このように、食と農というものは、土地の場を通じて、人の場に関係してくるんだと思うんです。

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