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オルニチンの機能 [その他]

「オルニチンというアミノ酸は、肝臓で有毒なアンモニアを無毒の尿素に変えるオルニチン回路という代謝経路のなかで働く、非常に重要なアミノ酸です。

ヨーロッパでは古くから医薬品として、また米国ではサプリメントとして使われており、肝臓保護や抗疲労といった作用が期待されています。医薬品としてのオルニチンには、肝臓病患者などに投与されるアスパラギン酸塩や、栄養失調患者の栄養補助を目的としてアルファ投与されるα-ケトグルタル酸塩があります。

オルニチンの生理機能としては、アンモニア解毒のほか、筋肉増強、創傷治癒・美肌、低栄養改善などが報告されており、様々な形で医薬品、サプリメントとして利用されています。

「日本でオルニチンが注目されるようになったのは、2002年に厚生労働省の通達によって、食品として使う場合の法的位置づけが明確になったことがきっかけです。もともとオルニチンは食品にも含まれている安全性の確かな成分であり、特にシジミには多くのオルニチンが存在することがわかっています。

昔からシジミは肝機能の増強や疲労回復に効くといわれており、明の時代の医師・李時珍が著した『杢早網目』にも記されています。

シジミは、飲んだ翌朝のお味噌汁に入れると健康効果が高いと一般的ですが、アルコール性の肝硬変の患者さんが、オルニチンを摂取することで、血中のアンモニア濃度を低減し、尿素の合成を高める、つまり肝機能を回復させるという効果も報告されています。


タグ:オルニチン
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