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アメリカ人が生き残るための手段 [現代食の最大のデメリット]

1977、アメリカで衝撃的なレポートが発表されました。のちに『マクガバン・レポート』と呼ばれ世界的に有名になったこのレポートは、それまでは他の理由で病気になるのだろうと考えられていた「ガンや心臓病、脳卒中など6大成人病は、現代の食生活が原因でおこる食源病である」と断定したのです。

これは大きな驚きでした。食事は人間の健康には欠かせないものであり、規則正しい食生活こそ健康の基本と考えられていました。

その常識が覆され、食事が病気の元凶とされたのです。このレポートが作り出されるきっかけは、現在の日本と同じように、当時のアメリカで年々増え続ける医療費の問題でした。そのまま増え続ければ、国の財政が破綻する可能性がでてくるところまで追いつめられたのです。しかも、そのうちの大半が糖尿病や心臓病などの成人病の治療に費やされるのです。

そこでアメリカは国を挙げてこの生活習慣病の対策に取り組みました。まず手をつけたのがその実態調査でした。1975年、アメリカの上院議会に栄養問題特別委員会が設置され、上院の実力者であるマクガバン上院議員が委員長に就任。

その下にドール議員、ケネディ議員、パースィ議員などそうそうたるメンバーが顔を揃え、アメリカが国を挙げてこの間題に取り組んでいる姿勢を内外に示しました。

その調査内容も徹底したものでした。世界中の専門家に協力を求め、ありとあらゆる資料が集められ、分析されました。そして、2年後の77年、5000ページを超える膨大なレポートが発表されたのです。このレポートの結論には、こう善かれていました。



「これまでの食生活を根本から改めない限り、アメリカが生き残る道はない」と。このレポートを受けて、食の転換が国民レベルで始まりました。家庭ほもちろん、学校や会社でも食事メニューのチェックやカロリー計算、ビタミンや、ネラルは十分に補給しているかなど、徹底した食生活の見直しが行われ、「生活習慣病=食源病」であるという認識が国民の間に広く浸透し、健康維持のためにビタミンをはじめとするサプリメントが幅広く摂取されるようになりました。当時、アメリカで日本食が健康食として一大ブームになりましたが、その背景にはこうした事情があったのです。





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